2016年02月04日
例年行っている大宮校附属はりきゅう施術所の研修生を対象としたセミナーを、本年度も夏期・秋期に開催しました。
テーマは「医療連携の視点」「根拠に基づいた鍼灸医療」「鍼灸技術の向上」です。
1)「医療連携の視点」においては、『診療情報提供書の書き方』(鍼灸科:三浦)や全研修生を対象とした『バイタルサインを用いたレッドフラッグの鑑別法』(施術所:藤田)にて、他の医療機関との連携の仕方、連携が必要な場合などを皆で共有しました。
2)「根拠に基づいた鍼灸医療」の観点では、より客観性を持った鍼灸医療を行えるよう、『胸腹部の診察法』(三浦)、『根拠に基づいた消化器症状への鍼施術』(藤田)、『膝疾患鑑別法の再確認と機能評価』(藤田)を行いました。本セミナーにより、研修生が医療の視点に立った幅広い鍼灸臨床応用を身に付けることが出来たと考えています。
3)「鍼灸技術の向上」では、全研修生を対象とした『灸温度計を用いた灸温度測定』(施術所職員)や、『医療面接のトレーニング』(藤田)、『鍼技法のスキルアップと応用』(藤田)を行いました。灸温度測定では、個々人のバラツキを知ると共に、施設内での共有の大切さを数値にて考え、また医療面接や鍼技法のトレーニングにより臨床力の向上に繋がった言えます。
当校では、卒後臨床研修へも力を入れています。
卒業を控えた学生の皆さん、卒業生の皆さん、卒後臨床研修は基本的な臨床能力をトレーニングする上で有意義な研修です。どうぞご検討ください。
報告:附属施術所 藤田洋輔
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